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WindowsXP Professionalの導入


 すでに時代の流れから取り残されて久しいThinkPad535だが、我が家ではルータ兼サーバとして機能し続けている。(OSはWindows2000Professional)
 そんなThinkPad535にWindowsXPをインストールしてみようという、もはやムチャとしか言い様のない企画に関するページがここである。ちなみに、WindowsXPの推奨(最低?)動作スペックはCPU動作周波数300MHz以上、メモリ128MB以上、HDD1.5GB以上となっており、もはやノーマルなThinkPad535ではどうやっても満たすことのできない世界にいってしまった。
 それでも、x86アーキテクチャで動作する新OSが出た以上、入れるだけ入れてみるしかあるまい!ってことでチャレンジしてみるわけである。

 なお、こんなサイトのそんなページなので、WindowsXPのインストールに関する一般的な方法や注意事項について書くわけではないので、そういう情報を必要とする人は他のサイトを見るなり、本を買うなりしてほしい。
 また、実用に耐えないことはやる前からわかっているので、そのあたりも了解の上でってことでよろしくお願いしたい。

 今回、WindowsXPのインストールを試してみるThinkPad535の仕様は以下のとおり。
本体:ThinkPad535 (2606-EF8)
CPU:Classic Pentium/120MHz(150MHzにクロックアップ済)
FSB:60MHz
メモリ:72MB
HDD:IBM DMCA-21440(1.4GB)

※注意!
・本ページに記載することは、メーカーサポートを一切受けられない事項です。
・本モデルは一部で販売されたMWAVE非搭載モデルです。よって、サウンドはMWAVEドライバが無くても鳴ります。2606-KF8,-MF9などのMWAVE搭載モデルとは環境が異なりますので参考にならない部分があります。
・本ページに掲載している画像は、すべてLCD画面をデジカメで撮影したものです。よって、フォーカスが甘かったりしますが御容赦ください。
 さて、ThinkPad535でWindowsXPが動くかどうかということに関しては、まったく情報を得ていない。Windows2000の時には情報がゴロゴロと転がっていたので比較的安心して作業ができたのだが、今回ばかりは完全に手探りである。

 インストールの方針としては、特別アップグレード版を新規インストールすることとする。これは、現在稼働しているHDDはそのままにしておいて、新たにXP実験用にHDDを1台投入するためである。そして重要なのは、WindowsXPはそのままではCD-ROMかネットワークからしかインストールできないということである。
 私のところには、ThinkPad535でCD-ROMから起動できるPCカード及びCD-ROMドライブはないので、必然的にFDから起動してインストール作業を行わなければならない。Windows2000の時には、CD-ROMから起動FD(4枚組)を作ることができたのだが、WindowsXPではできないようだ。
 そこで、MicrosoftのWebページから起動FDを作るためのプログラムをダウンロードしてくる必要がある。ページは以下のとおり。

※Windows XP Professional ユーティリティ フロッピー ブート インストール用起動ディスク
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=55820EDB-5039-4955-BCB7-4FED408EA73F

※Windows XP Home Edition with Service Pack 1 ユーティリティ フロッピー ブート インストール用起動ディスク
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=fbe5e4fc-695f-43e5-af05-719f45c382a4&displaylang=ja

 ここから、ProfessionaもしくはHome Edition用のプログラムをダウンロードして起動ディスクセットを作成しなければならない。ちなみに、必要なFDは4枚から6枚に増加している。
 作業自体は、Windows2000マシンでもWindowsMeマシンでも可能なので、適当な環境で起動FDセットを作っておけばよいだろう。

 さて、インストール用起動ディスクができてしまえば、とりあえずの手順はWindows2000と同じである。起動途中に「Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID driver...」と表示されるので、その瞬間を逃さずにF6キーを押してやれば、4枚目のディスクを読み込んでいる途中で「ドライバがあるなら追加しろ!」と訊いてくるところがあるので、そこでドライバディスクを読ませてやれば、そのまま進行する。
Press F6 ...の画面
※1 F6キーを押す画面
 しばらく進めていくと、セットアップ開始の画面が出てくる。
WindowsXP セットアップ画面
 ここで、Enterキーを入力するとWindowsXPのCD-ROMをセットするように要求が来るので、メディアをセットしてキーを押すと、先に進むことができる。Windows2000のCD-ROMを入れてもダメだった(笑)。
 今回使用しているのはWindows2000ユーザー用の特別アップグレードパッケージのため、すでにWindows2000がセットアップされているような環境でない場合には、このあとでWindows2000等のCD-ROMメディアの確認画面が出てくる。
旧メディア確認画面
 メッセージを見る限り、通常のアップグレード版と同じようなチェックしかしていないようなので、特別アップグレード版も中味は通常アップグレード版と同じなのだろう。このあたりはWindows2000の時と同じかと思われる。

 この後は、どのパーティションにインストールするか?とかFAT32かNTFSかどちらを選ぶか?といったWindows2000の時と同じような(選択枝は細かくなっているが)質問が来るので、1つ1つ片づけていくと再起動する。
XPロゴ
 再起動後にはWindowsXPのロゴが現れてファイルの読み込みが進行し、いよいよインストールの本番段階に進む。ここから先は、GUIな画面が登場してくるのだが、操作するようなことはない半自動インストールになっているので、そのまま見守っていれば良いだろう。
セットアップ画面(GUI)
 画面の左下方にインストール完了約39分後と出ているのだが、性能の低いマシンではアテにしない方がいいだろう。このマシンでは、この後軽く1時間以上かかっているので。ちなみに、ここにたどり着くまでに30分以上かかっているのだけど。
エラーメッセージ
 何度か写真にあるような「Windowsロゴテストに合格していません」といったメッセージが出ることがある。今回はこの画面の分とハードウェアのインストールの部分で1回の計2回出てきた。とりあえずはどうしようもないのでOKで進めることにする。たぶん、SCSIインターフェースにWindows2000用のデバイスドライバを使用しているためだと思われる。メーカーではWindowsXPでの動作確認済みの品なので、XP用の認証を得ていないだけなのだと思われる。

 ここをクリアしてもまだ先は長いのだが、指示通りに進めていくとちゃんとインストールが完了すると思われる。今回の作業中、固まってしまって再起動しなければいけなかったとか、エラーメッセージとかが出たりという現象は一度もなかった。時間はかかるもののインストールの手間自体は必要最小限なものに絞られているような感じである。

 とりあえず、セットアップ完了直後のデスクトップの様子。一応、ちゃんとThinkPad535上でやってる証拠も兼ねて(笑)。
XPデスクトップ
 セットアップが完了した状態で、800×600ドットの16bitカラー設定となっている。256カラーは標準の地位を追われてしまったようである。タスクバーには「Windows XPツアー」を始めるためのアイコンが入っているのだが、これは一度立ち上げて終了してしまえばここからはいなくなる。スタートボタンから起こしたメニューの中には相変わらずいるので、安心して消していいだろう。
 あと一つ、Windows Messengerがデフォルトでタスクバーに入ってくるのはちと邪魔かも。

 この画面設定は標準状態なのだが、さすがにこれでは描画能力の低いThinkPad535では動作がつらいので、画面設定やコントロールパネルなどで、画面効果などはすべて切ってみた。そうすると、多少は軽くなったように感じる。ただ、XPにかえたからと言って遅くなったかというと、実のところそれほどでもないように感じる。かえって、2000よりも反応が良くなった部分が目に付くのでかもしれないのだが。
 起動時の時間短縮などはThinkPad535でも実感できる。起動時間は標準デスクトップ設定でおよそ3分かかってしまうのだが、Windows2000の時よりも短いように思う。

 WindowsXPを使ってみての感想だが、良くも悪くもWindowsNT、というかWindows2000だなと。今までWindows2000を使ってきた人ならそれほど違和感なく使えると思うし、「おっ、なんか速くなった」と思える部分が結構あるんじゃないのかな?雑誌なんかで「Windows2000からの乗り換えはあまり意味がない」といった論調を目にすることもあるのだが、そんなことないと思うぞ。ぜひ自分で店頭で触ってみて考えて欲しいところである。

 ThinkPad535に限定した話をすると、今回用意したデバイスドライバは、CD-ROMドライブ接続用のSCSIインターフェースのものだけであり、あとはすべてOS標準のドライバを使用している。コントロールパネルのシステムを見ても、特に異常があるドライバは見受けられないので、とりあえずはちゃんと動作するようである。インストール直後ではAPMが生きていないが、「電源の管理」でAPMを設定してやれば問題なく動くし、サスペンドも可能なようである(試してない)。
 HDDについては、Windows2000と同じく「標準ESDI/IDEドライバ」がインストールされ、PIOモードでの動作となっている。このあたりを見ると、まんまWindows2000と同じだなぁと思ったりするわけで。

 最後に、こんなスペックでもWindows XPは動くんだぞ!ということで。(あくまでも動くだけであって、実用とは解さないように)
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