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Windows98の導入


 1998年7月25日午前0時、日本語版Windows98が発売されました。巷では、「Windows95と大きく変わるところはないからそんなにブームにならないよ」などという人が多いが、パソコンを使い込んでいる人は「よりよい環境を常に追い求める」ので、そんな風潮に関係なくWindows98を使いたいという人も多いのではないでしょうか?私も早速インストールしてみたので、これからインストールされる方の参考のためにもちょっとやり方を紹介しましょう。

 私が使用したのはアップグレードパッケージのため、Windows3.1/95からのアップグレードインストールと、新規インストールの両方を選ぶことができます。ここではWindows95からのアップグレード新規インストールを紹介します。
※Windows3.1ユーザーの方には新規インストールをお薦めします。

1 アップグレードインストール

 現在使用中の方であれば、たぶんアップグレードインストールを選択される方がほとんどだと思います。だって、もう一回ソフトウェアのセットアップをするのは気の遠くなるような作業ですからねぇ。

(1)準備
 まずは、現在使用中のシステムをWindows98に合わせてアップデートします。日本IBMから最新のBIOSデータの配布が行われています(535Xを除く)。その他、Video Support Diskette(only 535X)、Windows95 Utility Diskette及びData Diskette、MWave 修正 Disketteといった修正プログラムが公開されているので、該当する機種の方はすべてのデータをダウンロードしましょう。ファイルの在処は、日本IBMのホームページ (http://www-6.ibm.com/jp/)です。2001.6.4現在、このページからダウンロードできます。もし、ページが変わったりして見つけられなかった場合には、トップページから検索をかけるのがよいでしょう。

(2)システムアップデート
 最初に、BIOSのアップデートを行います。やりかたはセットアップディスクを作って…てなことがDOCファイルに書かれていますので、それを読んでください。続いて、デバイスドライバのアップデートをWindows95上で行います。Windows98にアップグレードを行う前にここまでやってしまうのがみそですかね?
 そして、アップデートした環境で正常に動作するかを確認し、さらにハードディスクなどにエラーがないかも調べてください。ここまで問題なければ、いよいよインストールしましょう。
 あっ、慎重を期する方、万が一データが消えてしまうとやばい方などはバックアップを確実にとっておいてください。バックアップのためのソフトとしては、私はシェアウェアの「vfatbak」を使っています。入手先はこちらです。

(3)インストール
 Windows95上でCD-ROMをセットすると、自動挿入が生きていればセットアップが立ち上がります。立ち上がらなければ、CD-ROMのルートディレクトリからsetup.exeを起動しましょう。
 あとは、指示どおりに進行すれば問題なくインストールが完了します(それだけか!>俺)。
 これだけでは参考にならないので、注意点を…
 インストールされるファイルは選択することが可能ですが、基本的にはWindows95でインストールされていたファイル・プログラムをアップデートすることになります。基本システムを構成する部分は自動的にインストールされますが、これ以外のものでインストールされないものもありますが、必要であれば後で導入しましょう。なお、Windows95時の設定は当然引き継がれます。
 あと、Windows95に復元するためにWindows95のシステムを保存するか聞いてきますので、どちらか選んでください。最初にバックアップをとっているのであれば、保存する必要はないでしょう。また、後から削除することも可能なようです。

(4)後始末
 インストールの途中で何度か再起動しますので、びっくりしないように。また、途中で長時間動作が変わらなかった場合、ハングアップしている可能性があります。この時は、電源を落として再起動をかけてみます。もし、インストールの大部分が終わっている場合には、そのまま作業が継続されてインストールが完了する場合があります。もしそのままうまくいかないようなら(とりあえずうまくいった場合でもできれば)、再度セットアップを実行してみてください。
 あとは、IBMから提供されている修正プログラムで各ドライバをアップデートして終了です。

2 新規インストール

 こちらを選ばれる方っていうのは、システムが壊れちゃった方とかインストールしてみたいという物好きな方なんでしょうか?(笑)

(1)準備
(2)システムアップデート

 「1 アップグレードインストール」(1)準備(2)システムアップデートを参照して作業を行ってください。作業内容は、配布データに添付のDOCファイルを参照してください。

(3)起動ディスクの作成
 まずは、インストールのための起動ディスクを用意しましょう。パッケージ版であればFDがついていますので、それを利用します。アップグレード版でCD-ROMからインストールする方は、Windows95等で起動ディスクを作成してください。なお、セットアッププログラムは、コンベンショナルメモリとして450KBの空きを必要としますので、注意してください。

 CD-ROMドライブを内蔵していないノートPCへのインストールでは、Windows98のディスクの内容をHDDにコピーして、そこからインストールすることをお薦めします。Windows95と同様に、PCカード経由でのインストールはトラブルの元です(私はこれで失敗しました)。

 2パーティション(あるいは2ドライブ)以上で運用されている方は、システムを入れる以外の領域にWindows98CD-ROMの内容全部とWindows95CD-ROM内のwin95ディレクトリをコピーしておきましょう。この場合、起動ディスクで再起動した後HDDの領域をフォーマットしてインストールすることができます。なお、Windows95の内容は、アップグレードインストール時に参照されます(製品版の場合はコピー不要)。
 1パーティションで運用される方は、HDDのバックアップをとった後起動ディスクから再起動し、HDDのフォーマットを行った後、CD-ROMの内容をコピーしてください。ただし、この手順を行うためには、起動ディスクにカードサービスサポートソフトとPCカードでCD-ROMを運用できるドライバを入れておかなければなりません。

(4)インストール
 それではインストールを行います。
 起動ディスクから再起動し、コマンドラインを出します。その後、CD-ROMからインストールする場合はCD-ROMのドライブに移動、HDDにコピーしている場合はそのドライブに移動して、setupを立ち上げてください。Windows95の場合はインストール時の起動ディスクにしかシステムを入れることはできませんでしたが、Windows98では関係なく入れることができます。

 途中、Windows95のディスクを要求されますので、CD-ROMインストールの場合はCD-ROMを入れ替えてください。HDDインストールの場合は該当するwin95ディレクトリを指示してください。そうすれば、しばらくチェックした後インストールが進行します。
 HDDインストールの場合は特に問題なく進行すると思いますが、CD-ROMインストールの場合には途中でCD-ROMドライバのインストールを行わなければなりません。ここでは必ず「CD-ROMを使用している」を選択してドライバをインストールしてください。さもないと、インストールは失敗します。

(5)後始末
 さて、インストールが完了したならば、IBMから提供されている各ドライバの修正プログラムをインストールしてください。これでWindows98が使えるようになるはずです。

※ThinkPad535(ノーマル)の場合、ディスプレイドライバはWindows98に標準で含まれているものの方が多少性能がいいようです。したがって、IBM提供のドライバを入れ直す必要はないと思います。以下にHDBENCHVer2.61及びDDBENCHVer1.41(EP82改/かずさん作)で確認したデータを示します。
HDBENCHデータ
※Windows98インストール後の
状況・不具合(及び解決策)一覧
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・緑色 Windows95より改善
・青色 些細な不具合もしくは改悪
・赤色 致命傷もしくは著しい改悪
・紫色 改善策
・画面表示の復旧が遅れることがある。特に、何らかのタスクが動いていると、表示が極端に遅くなる。
・SuperPiでの104万桁計算速度が速くなった。
・プラグアンドプレイの認識が速くなった。(スタンバイ復帰時)
・通信及びネットワークのパフォーマンスが改善された。インターネット接続時に顕著。ダイアルアップネットワークの接続も速くなった。
・Lotus 1-2-3 98 で大量印刷時にハングアップする。これは、Windows95では問題なかったので、Windows98のメモリ管理方法の変更によるものと推測されます。下記のATOK関係のトラブルと同じような原因ではないかと…。少なくとも、リソースがらみの問題です。
・システムリソースが少なくなったときにATOK11が辞書ファイルを見つけられなくなり、そのまま使用するとシステムがハングアップする。→ATOK12にバージョンアップする。
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